【ハードフォークとは?種類と発生時の影響について解説】

暗号資産について調べていくと「ハードフォークによって分裂した」なんてという言葉をよく耳にすると思います。
本記事では一体暗号資産においてハードフォークとは一体何なのかについて分かりやすく解説していきます。
ちょっと難しい内容ですので、暗号資産について詳しくない方は下記記事から確認してみてください。

目次

1  ハードフォークとは?
2  ハードフォークの種類
3  ハードフォークによる暗号資産保有者への影響は?
4  ハードフォークは今後も起こる

ハードフォークとは?

ハードフォークとは、暗号資産の技術・システム仕様の変更などによって1つだったブロックチェーンが2つ(新仕様と旧仕様)に分岐することを指します。
いわゆる暗号資産の利用者やマイニングを行うマイナー(採掘者)が守るべきルール改定のようなものだと考えてください。
実はブロックチェーンの仕組み上、チェーンの分岐は日常的に行われています。

しかし、ブロックチェーンは一番長い繋がりが自動的に残る仕組みとなっているため、分岐した後も特に新しいブロックや派生通貨などが誕生しないようになっています。
一方で、パソコンのOSをアップグレードするように、暗号資産の性能をアップグレードするために技術・システムの仕様変更を行う場合にはハードフォークが必要となります。
この場合には、チェーンはハードフォークにより新仕様のチェーンと旧仕様のチェーンの2つに分裂し、旧仕様のチェーンは使えなくなってしまいます。
その後は新仕様のチェーンにマイニングによって新しいブロックが形成され、チェーンが伸びて行くことになります。
このようなハードフォークはハードフォークとしてではなく通貨アップデートとして行われます。

ハードフォークの種類

何らかの原因によってブロックチェーンが仕様の異なる2つのチェーンに分岐することをハードフォークと呼びますが、状況によって次のように、4種類のハードフォークが存在します。

ハードフォークの種類 概要
自動的に行われるハードフォーク 実はハードフォークは日常的に行われており、日々ブロックチェーンの分裂は生まれています。しかし、ブロックチェーンの特性上、一番長いチェーンが自動的に残るため、分裂した側のチェーンはその後伸びていかず、また派生した暗号資産を作ることもなく消滅します。
暗号資産のアップグレード 暗号資産もパソコンのOSと同様に定期的にアップグレードを行います。アップグレードと共に、アップグレードされたチェーンとアップグレード前のチェーンに分裂します。しかし、アップグレードに伴うハードフォークの場合には、古いアップグレード前のチェーンは機能しなくなるため、その後は新しいアップグレードされたチェーンが機能し、伸びていくことになります。ほとんどの場合はハードフォークではなく通貨のアップグレードという形でハードフォークが行われます。
エアドロップフォーク ある暗号資産の特性を持った違う暗号資産(派生通貨)を作るために行われるハードフォークです。既存の暗号資産はそのままチェーンが伸び続け、ハードフォークによって生まれた新しい派生通貨は違うコミュニティによってチェーンが伸ばされていきます。例えばビットコインの派生通貨としてビットコイン・キャッシュが生まれそれぞれ違うコミュニティ内で管理されるといった形のハードフォークです。
コミュニティの分裂によるハードフォーク 同じ暗号資産のコミュニティ内でアップデート内容を巡る分裂が起きた際に複数のチェーンに分裂しそれぞれのチェーンがそれぞれ分裂したコミュニティによって管理され続けるといったハードフォークです。例えば暗号資産の王様であるビットコインもこれまでに複数回大規模なハードフォークを行なっており、ビットコインキャッシュやビットコインゴールドやビットコインシルバーなどが誕生しました。どれもビットコインの基本的な特性を残しつつ、ブロックの容量の大きさなど仕様がビットコインとは変わったコインになります。また、今後もビットコインのハードフォークは行われる予定であり、今後さらなる分裂を繰り返す可能性も示唆されています。

ハードフォークによる暗号資産保有者への影響は?

ハードフォークはチェーンの分裂により互換性のない新しいチェーンが作られるため、少なからず暗号資産を保有している人に影響が出てきます。
例えば、ハードフォーク前に一時的に取引所から取引ができなくなってしまったり、送金に遅れが発生したり、一時的にエラーが起きたり、ひどい場合にはハードフォークで分裂したのにも関わらず片方がなくなってしまい、分裂したどちらかの暗号資産自体がなくなってしまう場合もあります。
またハードフォークに合わせて売りなどが発生し、価格が大きく変動したりする可能性もあります。
そのため、ハードフォーク前にはハードフォーク前後の影響を考慮し、次のような対策を心がけておきましょう。

・分裂後の暗号資産に取引所が対応しているかを確認
・ハードフォークの影響が落ち着くまで送金や受金などをしない
・シークレットキーの発行されるウォレットに保管しておく

ハードフォークは今後も起こる

ハードウォークは今後も起きてきます。
先ほどもご紹介しましたがビットコインの場合、ハードフォークが今後複数件起こる可能性があると言われています。
ハードフォークの時は、特に暗号資産自体の価値がおおきく変動する時でもあるため、暗号資産で取引をしている人は本記事で買いたような事前対策をしっかりと取り、値動きに十分注意するようにしましょう。
また、いち早くハードフォークに関する対応策などを情報としてキャッチできるように常に新しい情報を追いかけておくと良いでしょう。

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