【金投資に失敗しないために押さえておきたい3つのポイント】

金は全世界共通で価値が認められている安全性の高い資産として人気です。
しかし、この安全性という言葉の意味は「損をしない」という意味ではないという事をしっかりと理解しておく必要があります。
この「安全性」というのは、戦争によって日本という国自体がなくなったとしても、また経済危機によって通貨の価値がなくなったとしても、全世界共通で価値が認められた金であれば資産としてその価値を失うことはない。
そういった「価値の保全」という意味での安全性です。

このように金投資でよく言われる「安全性」の意味を履き違えてしまうだけで、金投資詐欺に引っかかってしまったり、思わぬ損を被ってしまったりする可能性が出てきます。
実は金投資は正しい認識で、うまく活用することができれば、将来の資産形成に非常に役立つ投資方法と言えるのです。
本記事では、そんな勘違いされがちな金投資をよりうまく活用するにはどうすれば良いのか、抑えておきたい5つのポイントをご紹介いたします。

目次

1  金投資は資産を守るための投資方法
1.1  金は資産を増やすには向かない投資
2  ポイント2:金投資は長期保有が基本
3  ポイント3:全資産の10%程度を金で保有する
4  金投資は保全に使ってこそうまく活用できる!

金投資は資産を守るための投資方法

「投資をする目的は?」と聞かれて真っ先に思い浮かぶのが「資産を増やすこと」だと思います。
投資の目的はその1つだけだと思われがちですが、実は投資にはもう1つ目的が存在します。
それは「価値の保全」です。
私たちはなぜ、現金をわざわざ株式や、ドルやユーロなど他の通貨、不動産などに変えてまで投資を行うのでしょうか?

一つの目的としては「資産を増やすこと」ですが、実は円の価値がなくなってしまった時に資産が完全になくなってしまわないように
リスク分散をしているという目的も持っているのです。
例えば、突然日本の財政が破綻し、日本円が紙切れ同然になったとしたらどうでしょうか。
資産を円だけで保有していた人は一文無しになってしまいます。

一方で、株式や他の通貨、不動産などに価値を分散していた人は、減ったとしても価値を守ることができます。
このように投資には「資産を増やす」という目的と、「資産を守る」という目的の2つを必ず持っているという事を知っておきましょう。
そして投資方法によって「資産を増やす」ために優れた投資方法と、逆に「資産を守る」ために優れた投資方法の2つが存在します。
金、たとえ明日会社が潰れても、日本が潰れても、戦争が起きても、価値を永久に失うことはありません。
そういった意味で「資産を守る」ために非常に優れてた投資と言うことができます。

金は資産を増やすには向かない投資

金投資は、資産を守るという点で非常に優れた投資ですが、一方で「資産を増やす」ためにはあまり向きません。
その理由は金には通貨や株式、債券のように価値を発行する元がないため、原則「配当」や「金利」がつかないためです。
そのため「資産を増やしたい」と思って金を保有するのはあまりおすすめできません。
もし「資産を増やしたい」と考えているのであれば、金利や配当がつく株式投資などの方がより優れた投資方法と言えるでしょう。
このように金投資をうまく活用していくためには、金投資が一体どのような投資方法なのかについて正しい認識を持っておくことが大切です。

ポイント2:金投資は長期保有が基本

先ほどご紹介下通り、金投資は「価値が永久になくならない」という点で安全性の高い投資であって、決して金に投資をしたからとい言って「損をしない」という意味ではありません。
金は日々価値が変動しています。
そのため、購入するタイミングや売却するタイミングによっては損をしてしまう可能性もあります。
具体的に金投資には次のようなリスクが存在します。

・金の価値変動リスク
・金の盗難リスク
・為替変動リスク
・金利上昇リスク

しかし、本来金投資は「資産を保全する」という意味で優れた投資方法であるため、短期的な売買によって利益を狙うことがあまり得意な投資方法ではありません。
そのため、このような金投資の4つのリスクと金投資の投資としての性質を考慮した上で、一番リスクが少なく、かつ金投資の本来の力を一番発揮できる方法が長期保有です。
次のグラフは、1978年から現在までの金の相場の推移を表したものです。
このグラフを見ると短期的に見ると上昇と下落を繰り返していますが、長期的に見れば金の価値は上昇し続けているという事がわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

【参考元:三菱マテリアル株式会社GOLDPARK「金価格チャート(1978〜現在)」】

そのため、長期保有をした方が損をしにくい投資と言えます。
また、金は5年以上長期保有することで税金が優遇されたり、購入時に消費税がかかることを考えれば、消費税が低い時に買っておけば消費税分のメリットが享受できます。
このように長期保有することで、短期売買による損失リスクを少なくすることができ、かつ税制面などでも節税につながります。
金投資は長期保有することで本来の守りの投資の良さを存分に発揮することができるのです。

ポイント3:全資産の10%程度を金で保有する

金投資は「資産を守る」という点で優れた投資方法ですが、「資産を守る」だけでは将来に潤沢な資産形成を行うことはできません。
「資産を守る投資」と「資産を増やす投資」はどちらか一方ではなく、バランスよく行なってこそ最大の力を発揮します。
そのため、全資産の10%程度を金で保有し、最低限の資産を守りつつ、残りの資産を使って「資産を増やす」投資を積極的に行なっていく必要があります。
なぜなら、資産を守るだけでは、資産は将来的に減っていく一方だからです。

今現在政府としては、インフレを狙って様々な政策を行なっています。そして徐々にインフレが起きてきています。
インフレが起きるということはつまり見かけ上は「景気がよくなる」という事です。
バブルの時代を思い出して貰えば良いと思います。
しかし、インフレは見かけ上景気はよく見えますが、世界的に見て円の価値は下がっていっている状態なのです。
つまり、今日は100円で買えたおにぎりが今後120円、140円と物価は今後上昇していくことが予想されています。
今現在でも昔に比べれば若干物価は上がってきています。

このインフレが進むとどうなるかと言うと、貯めておいた貯金は、円の価値が下がっていくためどんどん減っていってしまうという事です。
このように、資産を金で守るだけでは、将来的な資産の減少に対応することができません。
そのためにも、資産は守るだけではなく、資産を増やす投資も積極的に行なっていく必要があるのです。
麻生財務大臣も資産運用が今後は必要だと国民に訴えかけていましたが、それには今後のインフレによる円の価値減少を見据えた警告の意味も含まれていたのです。

金投資は保全に使ってこそうまく活用できる!

ここまでの話をまとめると、金投資は保全に使ってこそうまく活用することができます。
そのため、全資産の10%を金で保全し、残りの資産を運用して資産を増やし、増えた資産の10%を金で保全する。
このように「資産を増やす」投資によって増えた分を金で保全し積み上げていくという方法こそが、金投資をうまく活用させるベストな方法と言えます。
つまりは「資産を増やす」投資、「資産を守る」投資という2つの投資をバランスよく使い分けていくことことこそが、将来的に賢く資産形成をしていくベストな方法と言えます。

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