【金投資とは一体どんな投資なのか?金投資について基礎から解説】

「有事に強い金」と一般的に言われるように、世界情勢が揺らぐと注目されるのが金への投資です。
金投資と聞くと、かつて数千億規模の投資詐欺があった事から、少し胡散臭いと感じる方も多いと思います。
実際金投資とは、どのような特徴を持った投資方法なのでしょうか?
本記事では、金と人間の関わり合いの歴史や、他の投資方法との違いなどから「金投資とはどういうものなのか?」
について詳しく解説していきたいと思います。

目次

1  金投資とは一体どんな投資?
  1.1  なぜ、金が投資対象になるのか?
2  他の投資方法との違いで見る金投資の特徴
3  金の投資方法の種類
4  金投資は守りの投資

金投資とは一体どんな投資?

金はその希少性から、メソポタミア文明やエジプト文明など大昔からその価値を認められ、資産として扱われてきました。
そして、近代では資産運用の対象として考えられるようになりました。
日本円やドルなど通貨や、株式、債券、暗号資産などの価値常に変化しています。
同様に金の価値も常に変化しています。
次のチャートは、1978年から2020年までの金の価値がどのように変化しているのかを表したグラフです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【参考元:三菱マテリアル株式会社GOLDPARK「金価格チャート(1978〜2020年)」】
このように常に価値が変動する金を売買することによって差益を得るのが金投資です。

なぜ、金が投資対象になるのか?

数多くある鉱物の中でもなぜ金が投資対象になっているのか、気になったことはありませんか?
いつ誰が金が価値あるものなのだと決めたのでしょうか?
私たち人間が金を扱い始めたのは今から約5,000年ほど前だと言われています。
最初は金は人間にとって、単なる鉱物の一種であり、道具に使用していました。
金の融点は1,064度程度であり、古代の原始的な技術でも比較的簡単に加工することができます。
そのため、当時の人々からすれば道具に加工可能なピカピカ光る便利な鉱物程度の認識だったのではないでしょうか。

そこから、徐々に人間社会に身分格差が生じ、金の見た目の美しさや輝きなどから金は価値あるものとして、信仰の対象や、権力の象徴、資産として扱われるようになってきました。
なぜ銀や銅などではなく金が一番価値あるものとされてきたのか?という疑問がここで浮かんで来ると思います。
現在一番古いとされる金の造形物は古代エジプト文明のものです。
古代エジプト文明は太陽神を信仰の対象としており、その象徴として金は使われていたそうです。

このように最初はその見た目の美しさや輝きから、金は宗教の信仰の対象として扱われていたのだそうです。
そこから「金が価値あるもの」という認識が一般的な常識へと広がり、権力者の権力の象徴として使われるようになったと考えられています。
また、金は他の鉱物と違い長い年月そのままの状態で残ります。
例えば鉄などはほおっておくと酸化して錆びて、やがてボロボロになってしまいますが、金はそのままの形と色を保ち続けるのです。
有名なツタンカーメンの黄金のマスクも今から約3,000年以上前のものですが、未だに金の輝きや美しさを失っていません。
そういったいつまでも変わらない不変性から、金はやがて価値の保全として使われ、それが貨幣などに発展してきたという歴史があります。

つまり金は今現在使われている円やドルなど通貨の起源でもあるのです。
これが金が「価値あるもの」として扱われるようになった起源であり歩んで来た歴史です。
つまり、金はそのいつまでも変わらない見た目の美しさや輝きから、
昔から価値あるものとして扱われ続け、今現在は価値の保全として、通貨に変わる資産運用の対象となっているという訳なのです。

他の投資方法との違いで見る金投資の特徴

先ほどご紹介した通り、金は通貨や株式、不動産などと同様に資産運用の対象として一般的に扱われています。
金投資の最大の特徴は、「金の価値は世界共通である」という点にあります。
これは他の投資方法との最大の違いとも言い換えることができます。
例えば、仮に日本が破産し、日本円の価値が全くなくなってしまったとしても、金の価値はなくなる事はありません。
その際、日本円で500万円を持っていたとしても国の貨幣と交換することはできませんが、金を持っていれば、他の国の貨幣と交換することができるのです。

このように、たとえ世界情勢が混乱し国が潰れようと、会社が潰れようとも金の価値はなくならない、つまり永久に「価値」を保全できるというのが金投資の最大の特徴であり、最大のメリットです。
他にも金投資には、他の投資方法と大きく違う2つの特徴があります。

・1つ目は、流通規模が小さく、流通量に限りがあるという事です。
金の埋蔵量は限られており、また使えるように加工する手間も考えると、通貨や株式、債券などのように発行元の独断で自由に増やせる訳ではありません。
そのため、金は他の投資対象の資産に比べて価値が下がりにくいという特徴を持っています。

・2つ目は、配当や利息が原則つかず、新しい利益を生み出さないという事です。
例えば株式投資には、株式を持っているだけでその企業があげた利益に応じて配当金がもらえます。
また、定期預金などは預けているだけで毎年一定の利率で利息分の利益をあげることができます。
しかし、金にはこういった配当や利息が原則つきません。
それ自体の価値の変動があるだけで利息や配当などの新しい利益を産まないというのも他の投資との大きな違いです。

金の投資方法の種類

金は新しい利益を産む存在ではないものの、「価値の保全」という意味で他の投資方法にはない優れた特徴を持っています。
そのため世界情勢が不安定になればなるほど、金の価値は高騰する傾向があります。
世界情勢が不安になると、通貨や株式、債券などの資産が紙切れになるリスクが高くなります。
もしもの事を考え、資産を不変性の高い金に変えようという動きが活発になるため、金の値段は高騰するのです。
では金に投資をする方法としては一体どのようなものがあるのでしょうか。
金への投資方法は、金を購入して保有するというシンプルなものから、金の一部を所有する権利を購入するなど少し複雑なものまで、実に様々な方法があります。
例えば次のような方法が一般的です。

金地金(インゴット)の購入
地金型金貨の購入
純金積立
金の投資信託
金ETF
金の先物取引
金のCFD

金投資は守りの投資

ここまで解説してきた通り、金投資は他の投資方法に比べて利息や配当のように新しい利益を産まない代わりに、「価値が全世界共通で認められ、無くならない」という特徴がある「価値の保全」という点においてとても優れた投資方法と言えます。
そのため、金投資は「儲ける」というよりは、「今現在自分の持っている資産の価値を永久的に守ろう」として行う方が適している守りの投資です。
そのため金で儲けようとは思わずに、何かあった時に売るという考えの元、行うのが良いといえるでしょう。

小嶋和也
代表 小嶋和也
YELL合同会社 
ファイナンシャルプランナー

プロフィール
栃木県鹿沼市生まれ 33歳
消防士をしていた27歳の時、結婚をきっかけに資産運用の必要性に気づき独学で勉強を始める。
国内外で資産運用を学んだ後に32歳で独立、YELL合同会社を設立する。
現在は、日本全国にクライアントを持ち、米国株式スクールの運営や資産形成コミュニティーの運営をしている。
米国株式を使った資産形成サポートをはじめ、保険のプランニング、ポイントの有効活用など、主に公務員、サラリーマンの方の資産運用に強みを持つ。


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