【どれくらい資産を増やせるのか!?確定拠出年金の運用利回りってどれくらい?】

確定拠出年金は、金融商品の運用実績に応じて、年金が支給される制度です。
ただ、なかには確定拠出年金に対しての情報が分からず不安な人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、NRIが公表している統計資料を参考にしながら平均運用利回り率、利回りの計算方法、ポートフォリオの組むときの注意点について詳しく解説していきます。

目次

1 確定拠出年金の平均運用利回りはどれくらい?
2 確定拠出年金の利回り計算方法
2.1 確定拠出年金の利回りが5%、3%、1%の場合の資産額の違い
3 利回り5%を目指してポートフォリオを組もう
3.1 実際に確定拠出年金加入者はどんなポートフォリオを組んでいるのか?
4 確定拠出年金だけでは老後の資産形成は難しい

確定拠出年金の平均運用利回りはどれくらい?

NRIが平成28年10月に行なった「iDeCoに関するアンケート調査結果」によれば、平成27年度の平均運用利回りは、平均で「−0.7%」でした。
平均利回りの内訳を見ると、一番多かったのが「−3.0%~−2.0%以下」(22.6%)。
次が「−2.0%~−1.0%以下」(19.7%)です。
また、「国内株式(−10.82%)、外国債券(−2.74%)、外国株式−8.64%)」の運用実績がマイナスだったのに対し、国内債券はプラス(5.4%)となっています。
つまり、国内債券を多く持っていた人ほど運用実績は良かったと言えます。
ただ、確定拠出年金制度が発足したときから平成27年度中決算月までの平均運用利回りだと「1.7%」のプラスです。
平均利回りの内訳を見ると、一番多かったのが「1.5%超~2.0%以下」(16.0%)。
次が「1.0%超~1.5%以下」(14.0%)でした。
なかには、7.0%を超える高い運用実績を出している人もいます。
確定拠出年金は年度によって運用実績が異なるため、場合によってはトータルの平均利回りがマイナスになることもあります。
どの金融商品を選ぶか、どう運用するのかによって、運用実績は大きく変わりますが、平均的に1.0〜2.0%程度の利回りになることが多いようです。
銀行の定期預金はの利回りは0.01%、利回りの高いネットバンキングの定期預金でも0.20%ですから、1.0〜2.0%でも定期預金よりは高い利回りになる可能性が高いということがわかります。

確定拠出年金の利回り計算方法

確定拠出年金の利回り計算は、年数とパーセンテージに合わせて指数が設定されている次図のような「元利合計金額早見表」を使用すると便利です。

 

 

 

 

 

【引用元:三菱UFJ銀行「確定拠出年金って何?」】
例えば毎月2万円を20年間積み立て、運用利回り2%(複利)で運用する場合は、589万4400円が元利合計金額になります。
20年間での資産増加額は「589万4400円-(2万円×12カ月×20年)」で109万4400円となります。
ただし、金融商品のなかには、運用利回りが一定的ではないモノもあるのでご注意ください。

確定拠出年金の利回りが5%、3%、1%の場合の資産額の違い

実際に利回りを先ほどの元利合計金額早見表に当てはめて計算をしてみましょう。
毎月1万円を30年間積み立てたときを例に利回りが5%、3%、1%の場合の資産額(元利合計金額)の比較をすると次表のようになります。
表1、利回り別の資産額比較

  1% 3% 5%
毎月1万円を30年間積み立てた場合の資産額 419万6800円(1万円×419.68) 580万1400円(1万円×580.14) 818万7000円(1万円×818.70)

当たり前の事ではありますが、利回りが高くなるほど資産額も大きくなります。

利回り5%を目指してポートフォリオを組もう

確定拠出年金を利用するのであれば、運用実績額を大きくしたいと思うはずです。
運用実績額を増やすには、どの金融商品を選ぶかが大事です。
ちなみに、先ほどご紹介したNRIの「iDeCoに関するアンケート調査結果」において、確定拠出年金で運用する金融商品のうち最も人気あるのが「元本保証型商品(預貯金)」です。
その最大の理由が、資産が減るリスクが無い「元本保証」であるためです。
元本保証型商品とは掛け金が保証される金融商品で、主に「定期預金」などの低利回り商品などが挙げられます。
しかし、リスクも少なく元本割れする恐れはほとんどない分元本保証商品の利回りは低いくなります。
だからと言って、元本保証型商品を全く選ばずに運用すると、運用利回りがマイナスになるリスクが高くなります。
次の図のように、運用できる金融商品ごとにリターンの大きさ(利回りの高さ)とリスクが違ってきますので、元本保証商品とその他の商品を組み合わせることによって、うまくリスク分散をしながら、高い利回りを目指すというのがコツです。

 

 

 

 

 

 

【引用元:ろうきん「資産運用なるほど講座」】

実際に確定拠出年金加入者はどんなポートフォリオを組んでいるのか?

ここまで確定拠出年金の運用方法についてご説明してきましたが、どのようなポートフォリオを組めば良いか分からない人も多いと思います。
そんな人に使っていただきたいツールが、「myINDEX」です。
ログイン後、「みんなのポートフォリオ」を選択すると、加入者がどんな金融商品を選んでいるか平均値を把握できます。下図がその平均のポートフォリオになります。

 

 

 

 

 

 

 

【引用元:myINDEX】

一番人気があるのは「先進国株(外国株式)」、2番目は「日本債券」、3番目は「日本株式、先進国債券(外国債券)」となっています。
上記はあくまで、1つの平均値であるため、ここまで多くの商品に分散する必要はありませんが、大体どの金融商品で運用している人が多いのか、参考になると思います。

確定拠出年金だけでは老後の資産形成は難しい

確定拠出年金は、どの金融商品を選ぶか(配分をどうするか)で利回りは変わります。
しかも時期や世界情勢、経済動向によって運用利回りは大きく変わってきます。
そのため、運用実績が悪い時や、悪くなりそうな時には、金融商品「スイッチング」によって変えたり「配分変更」によって各運用商品の資金配分を細めに変えていくことが大切です。
このようにやり方次第では高い利回りが期待できる確定拠出年金ですが、数ある資産運用のうちの一つの手段にすぎません。
確定拠出年金さえやっておけば老後は安泰であるという保証はないのです。
むしろ、確定拠出年金だけでは老後の資産形成は難しいと言えるでしょう。
確定拠出年金だけにこだわるのではなく、それをきっかけにして色々な資産運用について勉強し、より自分の目標を実現できるような資産運用方法を見つけていく事が大切です。

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